行政経営フォーラム 例会開催記録 第37回 行政経営フォーラム例会

ミュージアム改革

第37回例会(ミュージアム改革フォーラム)-2005.3.13(土)12:00~17:00

共催:ミュージアムの評価と改善フォーラム・行政経営フォーラム
後援:NPO知的資源イニシアティブ
場所:田町・三田にある女性と仕事の未来館

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   ◆「川崎市市民ミュージアムーー改革の軌跡と展望」◆
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市役所に対する包括外部監査で「休館して全面刷新もやむなし」と
指摘された川崎市市民ミュージアム。
早速、有識者と市民の代表からなる「改善委員会」が発足しました。
途中、委員会は市役所側の取り組み姿勢に疑問を投げかけ、
異例の休止状態に。

しかし、その後、大きく事態は転換し、大胆な改革案がまとまりました。
本件は、「外から変える」こと、
そして「市役所本体への切り込みの激しさ」において
異例の改革プロジェクトだったといえます。
結果として、市役所全体のマネジメントスタイルをも変えつつあります。

今回のセッションでは、波乱万丈の委員会の経緯を当事者たちが
つぶさに報告しました。

●セッション1 「改善委員会の歩みと報告」
1.市民ミュージアムの改革の動き
     浜田晋介氏(川崎市市民ミュージアム学芸員)
2.川崎市市民ミュージアムの改革にかかわって
     上山信一氏(改善委員会委員・慶応大学教授)
3.最終答申に対する現場の反応・委員会後の最近の動き
     川村健一郎氏(川崎市市民ミュージアム学芸員)
4.元学芸員の視点から・改革の全体プロセスをどう評価するか
     金山喜昭氏(改善委員会委員・法政大学助教授)

●セクション2 「公立ミュージアムの経営危機にどう対応するか」
・行政の視点と現場の視点から
・他の公立館への意味合いと全国的な運動について
・パネル討議

●セッション3 「東西南北会」小グループに分かれて討議
・各地の様子
・意見交換と交流